酒も水・・・

酒も水ながれも酒となるぞかし
ただ情(なさ)けあれ 君が言(こと)の葉

大意

将たるもの、深い情けで部下に当るように。いつも心がこもっていなければなりません。そうすれば、部下は大いに士気を上げ、厳しい言葉の裏にある優しさを感じ取ってくれるのです。

人の上に立つ者であれば、相手に対して思いやり深く、情けを持って接する必要があります。その心の在り方が無ければ、酒を与えても水の様に思う者もいるでしょう。

しかし、心があれば、少しの酒であっても大きく奮い立ち、君主のために全力で忠義を尽くしてくれるのです。

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